あそびを通してのまなび

あそびを通して、すべてを学ぶ

絵本

受け継がれていくもの

絵本は子どもの育ちにおいて、必要なものです。絵本への親しみは、子どもに豊かな想像力、なによりも心を育てます。また、大人と子どもとのつながりを深めます。 絵本の読み聞かせは子育てをするにおいて、多くのメリットがあり、大きくは4つあると考えています。

・大人と子どものコミュニケーション
・ことばを覚える
・感情を豊かにする
・想像力を養う

ひがしやまあいじえんでは絵本環境を充実させることによって、子ども達がたくさんの絵本に出遇えるよう常に心がけています。保育室に絵本棚を配置し、子ども達がいつでも好きな時に手に取って親しめる環境作りをしています。絵本棚の絵本は定期的に入れ替えを行い、たくさんの絵本と出遇えるように心がけています。 各クラスにおいても保育士による読み聞かせの時間が毎日あります。
また、福音館書店の月刊絵本を年齢別に定期購読いただいています。一人1冊ずつ配布し、誕生会の日に絵本を持ち帰ります。

あいじえんの絵本への考え方

子どもは本来色んなことに興味を持ち、面白いことなら他人から言われずともやります。楽しいと感じるならどんどんやります。絵本も同じです。子どもにとって絵本は「面白く、楽しいもの」なのです。だからこそ、大人が絵本を読んでくれることは子どもにとって嬉しいことに他なりません。自分が好きな絵本であれば、これ以上の喜びはないでしょう。だから、絵本は大人が読んであげる本であることが第一です。

絵本は大人と子どもとのつながりを深めます。何かと忙しく慌ただしくしている現代で、読み聞かせは親子の触れ合う貴重な時間を与えてくれます。絵本を読む声は子どもに安心感を与え、信頼関係の形成にも繋がります。 絵本の中には、作者の方々の世界観や工夫、考え抜かれたひとつひとつの言葉が詰まっています。しかも1冊1冊作者もテーマも違います。多種多様の世界が語られた絵とことばがあります。大人が子どもに絵本を読んであげることは、その読み手の口から発する声で子どもに伝わるということです。つまりそれを聞いている子どもにとって、その読み手の声で、語ってくれた話として伝わるのです。

気持ちを込めて読むだけで、子どもはこちらの方を向いて、一生懸命聞きます。その時こそ、心を開き、耳を傾けて、読み手の言葉そのものを聞いているのです。だからこそ絵本を通じて子どもと触れ合う時間をつくっていただきたいと考えています。